NVIDIA RTX PRO 5000 72GB Blackwell GPUが一般提供へ、デスクトップAI開発のメモリ制約を解消
NVIDIAは、最新のブラックウェルアーキテクチャを搭載した「RTX PRO 5000 72GB」GPUを一般販売開始した。このGPUは、AI開発者、データサイエンティスト、クリエイティブプロフェッショナル向けに、大容量メモリと高性能を兼ね備えたデスクトップAI環境を実現する。特に、複雑なエージェント型AIやマルチモーダル生成AIの開発には、膨大なGPUメモリが必要となるが、この新モデルは72GBの超高速GDDR7メモリを搭載し、前モデル比で50%の容量増を実現。これにより、大規模言語モデル(LLM)や複数のAIモデル・データソースを同時に保持して実行できるようになり、データセンター依存を減らすことでプライバシー保護や低遅延、コスト効率を両立できる。 AI開発における最大の課題であるメモリ容量と処理速度に対応するため、ブラックウェルアーキテクチャは2,142 TOPSのAI性能を発揮。画像生成では前世代比3.5倍、テキスト生成では2倍の性能向上を実現。クリエイティブワークフローでは、ArnoldやBlender、Redshiftなど主流のレンダリングエンジンで最大4.7倍の高速化が可能。また、CADや製品設計分野ではグラフィックス性能が2倍以上に向上。 InfinitFormやVersatile Mediaといった企業が早期採用。InfinitFormは自動設計最適化ソフトにGPUを活用し、ヤマハやNASA向けの製品開発を加速。Versatile Mediaは映像制作におけるリアルタイムレンダリングを強化し、高解像度かつ複雑な照明シーンの即時調整を実現。創作者の自由度を大きく向上させる。 RTX PRO 5000 72GBは、イングム・マイクロ、レッドテック、ユニスプランダーやxFusionなどから販売開始。2025年初頭にはグローバルなシステムビルダー経由でも入手可能に。AIが開発、製造、クリエイションのあらゆる分野で本格化する中、このGPUは、ローカルで大規模AI処理を実現する強力な基盤として注目されている。
