BigBear.aiとAD Portsグループ、AIを活用した次世代港湾・国境管理システムの共同開発を発表
BigBear.ai(NYSE: BBAI)とAD Ports Group(ADX: ADPORTS)は、国際的な港湾と国境管理の次世代AIシステム開発をめざす戦略提携を発表した。この提携は、アラブ首長国連邦(UAE)の事業拠点を通じて実施され、両社が共同で、政府機関や港湾運営企業向けの先進的なカスタム・バウンダリー管理ソリューションの開発・導入を検討する。BigBear.aiのケビン・マクリーナンCEOは、「AIとカスタム分野における豊富な専門知識」と「AD Ports Groupのグローバルな港湾管理と物流リーダーシップ」が相乗効果を生むと強調した。 世界の海上貿易は価値ベースで全球貿易の70%、年間約17兆ドルを占めており、港湾を通過する貨物や旅行者の量は著しく増加している。このため、AIを活用して貨物の通関処理のスピードと正確性を高め、商業的効率と投資利益率(ROI)を向上させることが急務となっている。提携の目的は、人間の取り引き、麻薬、武器、違法移民などの違法品の迅速かつ正確な検出を強化し、グローバル貿易の流れを円滑にすることにある。また、この取り組みは海運にとどまらず、陸上国境やその他の重要な貨物輸送拠点にも拡大する見通し。 マクリーナンCEOは、かつて米国国境管理局長を務めた経験から、「AIは政府が収益を増やしながらも、セキュリティを強化するための画期的なツールになり得る」と語り、アラブ首長国連邦がこの分野で前進していると評価した。AD Ports Groupのモハメド・ジュマ・アル・シャミシCEOも、「AI駆動のデジタル貿易とカスタムソリューションの進化を推進する重要な一歩」と述べ、両社の強みを融合させることで、効率性、透明性、リスク管理の向上が実現すると期待している。 この提携は、アブダビで開催された世界カスタム機関(WCO)技術会議で発表された。BigBear.aiは2025年12月にアブダビに初の地域オフィスを開設し、VigilixやEasy Leaseと提携。2026年1月にはEDGEグループとAIプラットフォームのビジネス機会を検討する覚書を締結している。両社の連携は、AIによるグローバル貿易インフラの再設計に向けた重要な動きと位置づけられる。
