OpenAI元科学責任者、医薬化学者をロボットで代替
米人工知能大手の科学部門を率いたケビン・ウェイル氏が創業したワープサイエンシズは10月22日、2億1500万ドルを調達したと公表した。評価額は8億6500万ドル。ライトスピードが主導し、同人工知能大手のサラ・フリヤー財務責任者とマーク・チェン研究責任者も個人投資した。 米国発の同社は、新薬候補のリード化合物最適化を狙う。従来は化学者が人手で多数の類似化合物を合成し、受託研究機関へ外注していた。同社は設計、合成、試験、分析の回路に人工知能とロボットを組み込み、実験結果を継続的に学習させる。失敗データも含めて蓄積し、納品した化合物だけ課金する点が特徴だ。 狙いは検証に時間がかかる化学実験の高速化と低コスト化で、将来の自律科学基盤につなげることだ。政策面では米国の研究基盤国内回帰が追い風だが、イーライリリーやエヌビディア、ライラサイエンシズなどとの競合が激しく、データ蓄積前の価格・納期実績が課題となる。
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