Anthropic上場前、主要株主の持株評価額が上昇
人工知能企業アントロピックの新規株式公開が今年に予想され、評価額は最大で2兆ドルに達するとの観測がある。同社の直近のプライベート市場評価は9650億ドルであり、早期投資家だけでなく後期投資家にとっても大規模な利益機会となる見通しだ。 エリック・シュミット氏は2021年、評価額4億6100万ドルのシリーズAから投資した。現在の持株比率は約1%とされ、直近評価額で約100億ドル相当の価値とされる。アイコニック・キャピタルは昨年、評価額1830億ドルの段階で60億ドルを出資した。保有価値は170億ドルに拡大しており、新規株式公開によってさらに倍増する可能性も指摘される。 メンロ・ベンチャーズはシリーズDを主導し、累計で10億ドル超を投じた。現在の持分価値は140億ドルとされる。シーコヤ・キャピタルは今年、評価額3800億ドル段階で初めて投資し、30億ドルで約1%を確保した。これにより、投資額の倍以上の評価益をすでに得ているとみられる。 サウンド・ベンチャーズは2023年のシリーズCに3500万ドルを出資した後、さらに4億ドルを投じた。現在は持分価値が数十億ドル規模に達している。スパーク・キャピタルは同社で取締役を有する数少ないベンチャーキャピタルであり、2023年のシリーズCで7500万ドルを出資した。当時50億ドルの評価額での投資だったため、保有価値は約70億ドルに膨らみ、90倍超の拡大となっている。 新規株式公開が実現すれば、アントロピックの初期支援企業と後期資金提供者の双方に大きな価値転換がもたらされる見込みだ。