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AIの波乱に備え、SaaS投資のチャンスを語るベンチャーキャピタリストの提言

シリコンバレーのベンチャーキャピタル・ベンチャーキャピタルのベーシック・キャピタルで一般パートナーを務めるビル・ガーリー氏は、AIの発展が「SaaSpocalypse(SaaSの大混乱)」を引き起こす可能性がある一方で、投資機会も存在すると指摘している。2026年最初の数か月、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)株価は下落し、特にClaude Codeの最新アプリ構築機能など、AI生成ツールが既存の大手SaaS企業(Salesforce、Atlassian、DocuSignなど)のビジネスモデルに直接的な競合となる可能性が懸念されている。 ガーリー氏はCNBCの「Squawk Box」に出演し、この混乱の状況をフェイスブックのIPO直後のモバイル移行の時期に例え、「株価が42ドルから18ドルまで下落したように、技術の破壊による不安が広がった」と語った。しかし、彼は今回のSaaSへの不安が過去にないほど広範で、多くの企業に及んでいると強調。それでも、AIネイティブ企業自身が伝統的なSaaSツールを活用している点に注目。たとえば、Claudeを開発するアントロピックは、ワークデイやSalesforceのサービスを実際に購入・使用していると指摘。これは、AI企業もまた、既存のインフラに依存している証拠である。 株価がさらに下落する場合、ガーリー氏はウォーレン・バフェットの投資哲学を提案。「価格の下落をブログで批判するのではなく、静かに『床から拾い上げる』べきだ」と述べ、恐慌期こそが長期投資の好機だと説明した。 一方で、ガーリー氏はAI企業とインフラを支える企業間の「循環的取引」に懸念を示した。メタとAMDが締結した、メタがAMDから6ギガワットの計算能力を購入し、最大10%の株式取得を含む契約について、「これは当初のマイクロソフトとOpenAIの取引と構造が似ており、まるでエンロンやワールドコムのようだ」と指摘。彼は、ChatGPTにその構造を説明したところ、自動的に「Enron」と「WorldCom」という名前が返ってきたと明かし、規制当局が介入しないと予想する。 一方で、AIに対する個人の視点は前向き。ガーリー氏はAIを「仕事に情熱を持つ人にとってのジェット燃料」と呼び、学びのスピードと生産性を飛躍的に高めると強調。自身が再びキャリアを始めるなら、やはりベンチャーキャピタルを選ぶと語り、変化の時代でもその分野に楽しさを感じていると述べた。

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