メタ、カンザスシティにAI最適化データセンター稼働 10億ドル投資で地域経済と持続可能性を強化
メタがミズーリ州カンザスシティに建設したデータセンターが稼働を開始した。2022年から計画が進み、現在は世界中のユーザーにサービスを提供するためのグローバルインフラの一部として機能している。同データセンターは、優れたインフラ整備、安定した電力網、熟練労働者の確保、地域パートナーとの連携が理由で選定された。メタのデータセンター地域開発責任者ブレッド・デイビス氏は、「この地域と長期的なパートナーシップを築くことを誇りに思う」と述べた。 この施設は、10億人以上をつなぐ技術の基盤として、地域経済への貢献も重視して建設された。建設ピーク時には平均1,500人の熟練労働者が従事し、完成後には100人以上の常駐職が生まれる。総投資額は10億ドル以上で、建設材の多くは米国内で調達された。また、クレイ郡、プラット郡、カンザスシティ市内の教育機関や非営利団体に100万ドル以上を支援。2024年秋以降は、AIツールを活用した小規模事業者支援の「コミュニティアクセラレーター」や、データセンター地域活動助成金を通じてSTEAM教育や地域課題解決に貢献している。 環境面でも優れた実績を挙げており、LEEDゴールド認証を取得。エネルギー効率、水資源管理、サプライチェーンの責任ある調達、リサイクルに高い水準を達成。電力は100%クリーン・再生可能エネルギーで賄い、冷却技術では業界標準より大幅に水を節約。現場の貯水池から雨水を回収・再利用することで、建設期間中に100万ガロン以上の飲料水を節約した。 今後、2026年に開設予定のAI最適化データセンターは、カスタムハードウェアとAIによるリソース最適化を組み合わせ、拡張性と高性能を両立する。メタは、世界最大級のクリーンエネルギー企業の一つとして、6カ国で15ギガワット以上の再生可能エネルギーを調達。地域の電力インフラ整備にも協力し、地元雇用と調達を推進する方針を維持する。
