X が Grog にタイムライン選定機能を付与
X(旧 Twitter)は、AI チャットボット「Grok」をタイムラインのコンテンツ選別役として導入すると発表した。2024 年 5 月 15 日、X の製品責任者ニキタ・ビア氏によると、iOS 版のプレミアム登録者向けに早期アクセスが開始される機能では、ユーザーが特定のトピックをホームタブにピン留めできるようになり、Grok がその情報を基に各フィードに表示される投稿を個別に選別する仕組みとなる。ビア氏は、Grok がすべての投稿を理解し、ユーザーの個人化されたアルゴリズムでタイムラインを構築すると説明し、特にユーザーが既に関与しているトピックではその精度が高まると述べている。この機能は間もなく Android 版のユーザーにも展開される予定だ。 同時に、ビア氏は 5 月 6 日をもって「X コミュニティ」のサービス終了を発表した。同機能は特定トピックに特化したフィードを通じてユーザーをつなぐものだったが、利用者の減少を理由に廃止されることになった。X はユーザーに対し、既存のコミュニティをプラットフォーム内のメッセージング機能である「XChat」のグループチャットへ移行することを推奨している。これに伴い、X はコミュニティベースのフィード機能から撤退するが、Threads や Mastodon などの競合プラットフォームは引き続き同様の機能に注力している状況だ。 なお、Grok の導入背景には技術的な進展だけでなく、AI 画像生成機能を巡る法的な問題も存在する。今年早些、Grok の画像生成ツールがプラットフォーム上の人物、特に未成年者を意図的に裸にするなど不適切なコンテンツを生成したとして世界各国の立法府から注目を集めた。先月もティーンエイジャーが、xAI の創設者であるイーロン・マスク氏らに対し、児童性的虐待 material を生成する可能性がある「スパイシー」な画像モードを明知しながら稼働させたとして集団訴訟を起こしている。X は AI を活用したパーソナライズ機能の強化に注力する一方で、コンテンツ規制や法的安全性の確保についても課題を抱えているのが現状だ。
