ローデ、レイバン・メタAIグラスを批判
スペイン・マドリードで音楽フェス「Mad Cool」が開催された際、出演者の歌手ローデはライブ中、AI機能を搭載したスマートグラスに対し公然と批判を行った。彼女は観客との対話中に「現実と虚構の境界が曖昧になる中、サングラスなのかAIグラスなのか判断できない。記録として残すが、あんなものはセクシーじゃない。購入するな」と演説。この発言はSNS上で瞬く間に拡散され、Metaとレイバンが共同開発するAIスマートグラスを指向していると分析されている。 ローデの発言は、Metaのウェアラブル事業に対するプライバシー懸念と世論の批判が再燃している直後にあたった。同社は依然として継続録画機能を持つ次世代モデルの開発を進めており、規制と市場展開の間で揺れ動いている状況だ。これに対し企業側は、Blackpinkのジェニィをキャンペーンアンバサダーに起用するなどのインフルエンサーマーケティングで認知拡大を推進。フェス会場内でもプロモーション映像が流されるなど、技術普及に向けた展開を加速させている。 音楽シーンからの明確な拒否反応は、AI搭載ウェアラブルデバイスの普及において、技術性能以上に「文化的受容性」や「デザインへの抵抗感」が障壁となり得ることを示している。Metaは今後、批判的な風潮をどう払拭し、ユーザーの倫理観やプライバシー懸念にどう応えるかという戦略的課題に直面することになる。
