PitchBook、生成AI「Navigator」をローンチ OpenAI連携でプライベートマーケット情報がチャットで即時検索可能に
プライベートキャピタル市場の情報サービス大手、PitchBookが、生成AI機能「PitchBook Navigator」の提供を発表した。同機能は、自然言語での質問で企業、取引、市場動向のインサイトを即座に取得できるAIツールで、2023年11月下旬に全ユーザーに提供開始予定。PitchBookは、自社の独自データと「AI+人間の知見(HI)」の統合アプローチを活用し、正確で迅速な分析を実現。開発者や投資家がデールソーシング、デューデリジェンス、市場分析のプロセスを大幅に効率化できるとしている。 さらに、PitchBookはOpenAIとの連携を進めており、Model Context Protocol(MCP)連携により、ChatGPT内からもPitchBookの専有データに安全にアクセス可能になる。この統合は近日中に実装予定で、ユーザーはプラットフォームを切り替えず、会話形式で信頼性の高い市場情報に即座にたどり着けるようになる。 PitchBookの製品責任者ポール・ジャエスキー氏は、「AIの力は裏にあるデータと研究に依存する」と強調。自然言語による迅速な情報取得と、同社の確立されたデータ品質を融合させることで、意思決定のスピードと信頼性を同時に高めると説明した。 技術責任者トーマス・ヴァンバスキル氏も、「20年近くにわたり構築した信頼性の高いデータ基盤をAIに活かすことで、金融業界のAI活用の新たな地平が開かれる」と語る。同社は、AIの責任ある活用を重視し、今後もデータの正確性、透明性、セキュリティを最優先にAI戦略を展開する方針。 PitchBookは2007年設立以来、世界10万以上のクライアントにサービスを提供。Morningstar傘下の企業として、シーア、サンフランシスコ、ロンドン、シンガポールなどに拠点を構え、プライベートマーケットの「脈打つ情報源」として広く知られている。
