テンパスとIFLI、フォリクルーラー淋巴腫研究を推進する共同研究を発表
Tempus AI, Inc.(NASDAQ: TEM)は、非営利団体「フォリクルラーリンパノーマイノベーション研究所(IFLI)」と協力し、前例のない多モーダルデータセットの構築を目的とした新研究を開始した。これは、Tempusが非営利団体と行う初の研究提携であり、前例のない規模の多層的分子解析を用いて、フォリクルラーリンパノーマ(FL)の病態解明と個別化医療の推進を目指す。FLは非ホジキンリンパ腫の2番目に多いタイプで、米国では全症例の10~20%を占める。しかし、現行の化学免疫療法後、約20%の患者が2年以内に進行し、5年生存率は50%にとどまっている。この研究は、臨床データと先進的な分子解析を統合することで、FLの生物学的メカニズムの解明と新しいバイオマーカーの発見を促進する。 本研究は、次世代シーケンシング、プロテオミクス、メチル化解析を用いて、FL患者の多層的データ(多オミクスデータ)を収集。このデータは、全ゲノムシーケンシング(WGS)の開発・検証にも寄与する。Tempusは、世界最大級の多モーダルデータライブラリとAI駆動の医療支援プラットフォームを有し、臨床現場と研究の両方で活用できるインフラを提供。IFLIは、FLの治療革新を推進する国際的な非営利団体として、研究助成、共同研究、ベンチャーフィランソロピー投資を通じて、新薬・バイオマーカーの開発を支援。両機関は、既に共同でリアルワールドのFLデータライブラリを構築しており、今回の研究はその拡張となる。 Tempusの科学責任者ケイティ・サッサー博士は、「IFLIとの提携は、FL患者の研究に不可欠な豊富で多層的なデータを生み出すという共通の使命の表れだ。この包括的なアプローチにより、研究者にFLの深層理解と実用的な知見を提供し、個別化治療戦略の開発を後押しする」と強調。IFLIのマネージングディレクター、デイビッド・マクカラーは、「Tempusは分子プロファイリングとデータサイエンスの分野で圧倒的な能力を有しており、私たちのビジョンを実現する最適なパートナー」と評価。両機関は、世界中の患者の治療結果を改善するため、臨床的知見と最先端の分析技術を統合した「変革的データセット」の創出を目指す。 本研究は、2024年から数年にわたり実施され、FLの病態理解の深化と、次世代治療の開発に貢献する。専門家は、多モーダルデータの統合が、従来の研究では捉えきれない病態の複雑さを解明する鍵になると注目している。この提携は、AIと非営利団体の連携が、がん研究の進展にどう貢献できるかの新たなモデルを示している。
