HyperAIHyperAI

Command Palette

Search for a command to run...

インド農業テック企業アリャ.ag、グローバル価格下落の中でも収益拡大と8100万ドル調達を達成

グローバルな農産物価格の下落が続く中、インドの農業テック企業「Arya.ag」が投資家の注目を集めながらも、依然として利益を維持している。同社は農家の近くに倉庫を設け、収穫後の販売時期を自由に選べる仕組みを提供。また、保管した穀物を担保に融資を実施し、農家が即時の資金調達ができるようにしている。2013年に元ICICI銀行幹部らが創業したArya.agは、農家の販売タイミングを自由にすることで、価格が低い時期に売り急ぐ必要をなくすモデルを展開。現在、インド全体の60%以上の地域に約85万~90万の農家をカバーしており、約1万2000の農業倉庫を第三者から借り上げて運用している。 同社は年間約3000億ドル相当の穀物を保管・流通させ、年間約150億ドルの融資を実施。うち約250億~300億ドルは自社のノンバンク金融部門を通じて融資しており、平均利子率は12.5~12.8%と、伝統的な仲買人より低く、銀行よりわずかに高い水準。特に地方の小規模農家向けに柔軟な融資を提供しており、銀行がカバーできない地域での資金調達を実現している。 リスク管理には技術を活用。AIによる穀物品質評価、衛星データを使った収穫前の作物ストレス分析、センサー付きの密封保管袋などを導入。価格変動に備え、担保価値が低下するとマージンコールを発動し、債務不履行リスクを最小限に抑えている。結果として、不良債権率(NPAs)は0.5%以下を維持。2025年3月期の純売上高は約45億ルピー(約5000万ドル)、税引後利益は3.78億ドル。2025年度前半の売上高は前年比30%増加し、利益も39%増加。 最新のシリーズDラウンドではGEFキャピタルパートナーズから8100万ドルを調達。そのうち70%以上が新資金。調達資金はスマート農場センターの拡大、デジタルツールの現場導入、ブロックチェーンベースの在庫追跡システムの強化に充てる予定。インド国内での上場を目指し、今後18~20か月以内のIPOを視野に入れている。また、東南アジアやアフリカでのソフトウェアベースの展開も進め、現在の従業員数は1200人以上。

関連リンク