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マスク率いるxAI、2日連続で共同創業者ら高級エンジニアが退社し組織再編を発表

Elon Muskが率いる人工知能(AI)スタートアップ、xAIが、わずか数日間で2人の共同創業者を相次いで失った。2月10日、研究開発と安全性を担当する共同創業者であるジミー・バ(Jimmy Ba)がX(旧Twitter)上で退職を発表。彼は「最初の段階で共に立ち上げてくださったマスクに感謝」とし、「100倍の生産性時代の到来に向け、自分の方向性を再調整する時」と述べた。この発表は、前日(2月9日)に同社の推論研究責任者であるユハイ・ウ(Yuhai Wu)が退職を表明した直後であり、合計で2日間で2人の共同創業者が去ったことになる。さらに、これまでにイーゴル・バブシュキン、カイル・コシク、クリスチャン・ツェゲディ、グレッグ・ヤンらも退職しており、現在の創業メンバーの半数以上が去った状況だ。 これらの退職は、xAIが2月上旬にMuskの宇宙開発企業・SpaceXに完全統合された直後であり、SpaceXの上場準備(2025年内予定)と重なる。統合は全株式によるレコード的な取引で、SpaceXの評価額は1兆ドル、xAIは2500億ドルとされる。一方で、xAIはGrok AIチャットボットと画像生成機能が、実在の人物(含む子ども)の写真をもとに非同意の性的な偽動画(デジタルフェイク)を大量生成・拡散する問題で、欧州、アジア、米国で複数の規制調査を受けており、フランス当局はXのオフィスを捜索した。この問題は、同社の信頼性と倫理的基盤に深刻な疑念を投げかけている。 退職者たちは、多くの場合「新しいスタート」を宣言している。バやウ、カゼミ、サレヒアンらは、小規模なチームで先端技術を迅速に構築する「可能性の時代」に挑むと語り、既存のAIラボが同質的であると批判する声も上がっている。特に、ローラン・ガヴリレスクは、退職後も同僚と新たな企業「Nuraline」を立ち上げると発表。こうした動きは、xAIの組織文化や意思決定のスピードに対する不満を示唆している。 一方、Musk個人も、司法省が公開したファイルにより、元強制売春容疑者であるジェフリー・エプスタインとの長期間の連絡を示され、個人的信頼性に影を落としている。こうした中、1000人以上の従業員を抱えるxAIの短期的業務運営に大きな影響はないとされるが、共同創業者の相次ぐ離脱は、企業の安定性とAI分野における長期的競争力への懸念を高めている。特に、人材が希少な先端AI分野では、明確なビジョンと信頼性が不可欠。今後の課題は「何人退職したか」ではなく、「いかに制度的安定を保つか」にある。

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