低価格双腕ロボットNORI A3発売
YYC支援のロボット企業Noriは、家庭用二腕ロボット「NORI A3」の事前予約を正式に開始した。同機は1,688ドルという低価格帯で提供され、デポジット不要のフル価格購入が可能である。量産および通常出荷は2026年秋を予定しており、消費者向けロボット市場における普及促進と価格帯の底上げを明確な戦略としている。 NORI A3は日常の生活支援を主要用途とした実用設計を採用している。両腕は7+1の自由度を備え、各腕で1.5kgの荷重を扱える。環境構築とナビゲーションには12メートル範囲のLiDARを搭載し、10Hz動作時に0.72度の角分解能を確保。視覚認識用にヘッド、首、両エンドエフェクター部に720p RGBカメラを4基配置し、音声インターフェースとしてスピーカーとマイクを統合。バッテリー駆動時間は6〜8時間を実現し、一日の一般的な家庭使用に耐えうる稼働性能を誇っている。 ソフトウェアエコシステムでは、ユーザーが自宅でロボットに動作を学習させ、スキルを共有・インストールできる「Skills Marketplace」と、ラップトップからロボットの制御・管理・学習を行う「Nori Lab」アプリを標準搭載。これにより、専門知識を持たない一般ユーザーでも日常的にロボットをカスタマイズし、用途に合わせた活用が可能となっている。 同社は本機の組立を米サンフランシスコの自社工場で実施する体制を整えており、YYCの支援を受け開発・量産体制の強化を図っている。低コストかつ高機能な二腕ロボットの実用化は、家庭用AIロボットの参入障壁を下げ、個人消費者向け市場の新たな標準を打ち立てる可能性がある。事前予約は現在受付中であり、2026年秋の一斉出荷に向け量産プロセスが進行中だ。