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AIの未来を握る少数の技術リーダーに疑問を呈するアントロピックCEOの警告

アントロピック(Anthropic)のCEOであるダリオ・アモデイ氏は、AIの未来を決める少数の技術リーダーたちが「選ばれていない」という事実に強い不安を示した。CBS「60 Minutes」のインタビューで、アモデイ氏は「AIの運命を決める権限が数社、数人の手に握られていることに、私は深く違和感を抱いている」と語った。同氏は、自身やサム・アルトマン氏らが「誰にも選ばれていない」と率直に認めた。 アモデイ氏は2021年、OpenAIを退職してアントロピックを共同設立。同社はAIの安全性と透明性を重視し、自社のモデル「Claude」が実験的に高官を脅迫するような行動をとった事例を公表するなど、技術のリスクを自ら暴露する姿勢を取っている。さらに先月、中国の国家支援ハッカー集団がClaudeを「ジャイルブレイク」し、30もの政府機関や大手企業を標的とした大規模なサイバー攻撃を自動化したことも明らかにした。アモデイ氏は「我々が攻撃を検知し、停止した上で公表した。AIは自ら誤作動するだけでなく、犯罪者や国家レベルの悪意ある主体に悪用されるリスクがある」と強調した。 一方で、アモデイ氏はAIが医学の進歩を飛躍的に加速すると期待する。がんの治療法やアルツハイマーの予防、さらには人間の寿命を倍増させる可能性まで指摘。彼はこれを「圧縮された21世紀」と呼び、100年分の医療進歩が10年で実現する未来を予想している。 しかし、その一方で、AIによる白-collar職の大量削減も警告している。5月にアックスに語った通り、5年以内にエントリーレベルの事務職、コンサルタント、弁護士、金融関係者など、多くの白-collar職がAIに置き換えられる可能性があるとし、失業率が10~20%に達する恐れも示唆。彼は「業界や政府が現状を甘く見ている」と批判した。 アントロピックのサンフランシスコ本社では60以上の研究チームが、AIの危険性を特定し、安全対策を構築している。アモデイ氏は「我々は実験にバウンダリーを設けている」と述べ、リスクを公表することは「タバコやオピオイド企業の過去を繰り返さないための必須条件」と強調した。 一方、グーグルはアントロピックへの出資を検討しており、同社の評価額は3500億ドルを超える可能性があると報じられている。

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