ピチャイ氏、米高校全校にGemini for Educationを提供へ AI教育支援で10億ドル投資を発表
グーグルCEOのサンダー・ピチャイ氏が、ワシントンD.C.で開催されたホワイトハウスAI教育タスクフォース会議で演説し、AI教育への取り組みを強調した。ピチャイ氏は、AIが教育の公平性と学びの質を変える可能性に言及。「すべての学生が、背景や地域に関係なく、自分に合った方法で世界中の知識を学べる未来」を描き、グーグルがその実現に向けて長年取り組んできたと語った。 その一環として、同社は全米の高校に「Gemini for Education」を無償提供すると発表。これにより、高校生と教員が最新のAIツール、特に「ガイド付き学習」機能を自由に活用できるようになる。これは、第一夫人主導の「Presidential AI Challenge」への参加を支援する重要な施策でもある。 さらに、今後3年間で合計10億ドルを米国の教育・職業訓練プログラムに投資すると表明。そのうち1億5000万ドルはAI教育とデジタルウェルビーイング支援に充てられ、具体的にはコード.orgに300万ドルを拠出。同団体はAIを統合したカリキュラムの刷新を進め、若者のAIリテラシー向上を図る。また、養護施設から社会に出る若者を支援する非営利団体「Flourish Fund」に200万ドルを提供する。 大学レベルでは、「AI for Education Accelerator」が100校から200校に拡大。テキサスA&M大学システムやアイオワ州のコミュニティカレッジを含む全国の教育機関が参加。加えて、教員や保護者が最適なAI学習リソースを一元的に入手できるウェブページも開設した。 ピチャイ氏は「次世代が問題解決し、イノベーションを起こす未来を築く支援が、私たちの使命」と強調。ホワイトハウスと行政のリーダーシップに感謝を示し、AIと教育の融合が、すべての人の可能性を広げる鍵になると結んだ。
