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TCT2025で非石灰化プラーク体積の定量評価が心筋梗塞および死亡リスクを予測する重要な指標となることが判明

Cleerlyが主導する国際的CONFIRM2レジストリの新データが、2025年10月にサンフランシスコで開催された「Transcatheter Cardiovascular Therapeutics(TCT)」会議で発表され、AIを活用した動脈硬化プラークの定量的評価が、従来の狭窄度評価をはるかに超える心血管リスク予測価値を持つことを示した。この研究は、6,550人の症候性患者(平均年齢59歳、男性48%)を対象に、冠動脈CT血管造影(CCTA)とAIによる定量的冠動脈CT解析(AI-QCT)を用いて4.4年間の追跡調査を実施。その結果、約半数の心筋梗塞や死亡の発生が、従来の「閉塞性冠動脈疾患(CAD)」と定義される狭窄度を満たさない患者で発生した。この事実は、狭窄の程度だけに注目する従来のリスク評価法の限界を明確に示し、プラークの性質に注目する必要性を強調した。 研究の第一著者であるアレクサンダー・ヴァンローゼンダール医師(MD, PhD)は、「これらの結果は、心臓病リスク評価の従来のアプローチを根本から問い直すものだ」と指摘。特に、非石灰化性プラーク(特に大きなもの)が高リスクを示す重要な特徴であることが明らかになった。AI-QCTは、こうした「危険なプラーク」を従来の手法では見逃されがちな微小な変化まで高精度で検出可能で、従来の狭窄評価ではリスクが低く見なされた患者の中にも、実際には心筋梗塞のリスクが高い人が存在することを明らかにした。 Cleerlyは、AIを活用した非侵襲的CT画像解析により、冠動脈疾患の包括的な「表現型解析」を可能にするFDA承認済みのソリューションを提供。同社の技術は、4万人以上の患者から得られた数百万枚の画像データに基づき、臨床的根拠を強化。その目的は、心筋梗塞の発生を「ゼロ」にすることであり、診療現場におけるリスク評価の新たな基準を構築することにある。 専門家の間では、この研究が心血管ケアの転換点になると評価されている。プラークの質に焦点を当てることで、早期介入や個別化治療の可能性が広がり、予防戦略の見直しに貢献する。今後、AI-QCTは、従来の「血管の狭さ」にとらわれない、より精密なリスク分類の基盤として、臨床現場に定着していくと期待されている。

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