スタートアップの原子力由来冷却でデータセンター省エネ化
AI普及に伴いデータセンターの冷却課題が深刻化する中、MIT原子力工学のレザ・アズィージアンらが設立したFerveretは、原子力技術由来の冷却システムAPCの開発・実証を進めている。サーバー専用液体に浸漬する際、チップ表面の気泡を微細化・高速離脱させることで熱伝達を加速。PFAS不使用かつ冷却水ゼロ消費を両立する。 UCLA共同研究では、既存液体冷却に対し計算電力効率が15%向上。電力制御ソフトウェアと連動させ、同等消費電力でAIトークン生成量を35%増やす成果を収めた。小型モジュール設計により既存ラックへの設置・保守を容易にする。 現在CleanSpark、FuriosaAI、Switchなどで実証テストを実施中。ハイプスケーラーとの協議も開始し、Nvidiaインセプションプログラムに参加。年内に大規模提携を発表する予定だ。創設者は水資源制約のない地域での再生可能エネルギー併用型データセンター建設を可能にし、持続可能なAIインフラ拡大を推進すると方針を示している。
