装着型パッチ、環境危険を検知し振動で警告
北カロライナ州立大学は、環境有害物質を検知し皮膚に特有の振動で警告するウェアラブルパッチを開発した。学術誌Deviceに発表された本技術は、名刺より小型のデバイスにマイコン、バッテリー、6種のセンサー、触覚アクチュエーターを搭載。薄膜太陽電池で発電し、連続稼働時間を約24時間に延ばした。 特徴は検知した危害に応じて異なる振動パターンを送る点にある。表皮間に微細な凹凸を設け振動知覚を最適化し、装着者が確実に危険を認識できるように設計した。ファーストオーサーのウルスノグル氏は、スマホ通知では反応が遅れるリスクを解消し、即時の触覚フィードバックで安全性を向上させたと説明する。 研究陣は同技術をロボティクスへ拡張し、振動が圧電層で電気信号に変換されるE-Skinも開発した。実証実験では、四足歩行ロボットが危険領域を感知し自動で経路を回避した。共同責任著者のバンドドカル教授は、市販部品とモジュール設計により用途に応じた簡易なカスタマイズが可能だと指摘。本技術は個人の安全防護から産業ロボットの環境適応まで、幅広い実用化が期待される。
