24枚のNvidia GPUとレーザー搭載の自律型除草ロボット、1秒間に167本の雑草を精密破壊
カーボンロボティクスが開発した「LaserWeeder G2」は、24基の高出力レーザーと24基のNvidia GPUを搭載し、1分間に最大1万本、1時間で60万本の雑草を、1ミリ未満の精度で瞬時に破壊する農業ロボット。Nvidiaとの提携により、AIを活用した「Large Plant Model」による高精度な植物識別技術が実装されており、作物に誤って攻撃する「味方砲撃」のリスクを極限まで低減している。 同機は、農薬耐性を持つ雑草の増加という課題に応えるための次世代除草ソリューションとして注目されている。従来の手作業では75人分の作業効率を自動化し、長時間にわたる自律走行も可能。また、既存のトラクターに搭載可能なリモート改造型として設計されており、世界的なトラクター運転手不足にも対応。遠隔運用センターによる監視体制により、安全性も確保されている。 ただし、高コストな構成のため、初期投資は伝統的な農機具を大きく上回る。また、レーザーによる除草では根が残る場合があり、再発生のリスクがある。さらに、高強度のレーザーは皮膚や目の怪我の危険性があり、乾燥地帯では火災の発生リスクも懸念される。 こうした課題を踏まえながらも、LaserWeeder G2は、環境負荷の低減と労働力の効率化を実現する、AIと機械工学の融合による農業の未来を示す実証例となっている。
