ParseとCodebreaker Labs、単一細胞解析で遺伝的変異の因果関係をスケールアップして解明
パースバイオサイエンス(Parse Biosciences)とコードブレイカー・ラボス(Codebreaker Labs)は、大規模な単一細胞解析と因果的遺伝学の実用化を加速するための戦略的提携を発表した。この共同開発は、合成生物学の強力なプラットフォームと、単一細胞レベルで数万の遺伝的変異を同時に評価できるスケーラブルな技術を統合し、従来のアプローチでは克服が難しい遺伝子機能の解明に挑む。 両社は、パースの「Evercode™」技術とコードブレイカーの変異工学・合成生物学の専門性を組み合わせ、全トランスクリプトーム単一細胞プロファイリング(Whole Transcriptome Single Cell Profiling)の実現を図る。この新技術により、複数の遺伝子変異を並列で導入・評価し、その細胞レベルでの機能的影響を高解像度で可視化できる。特に、がんや難治性疾患のメカニズム解明、新薬候補のスクリーニング、AIを活用した遺伝子機能予測のデータ基盤構築に貢献する。 この提携は、AI開発者、創薬チーム、臨床研究者らが求める「因果的遺伝学データ」の生成を可能にし、従来の相関的アプローチに代わる、機能的因果関係の明確化を実現する。パースバイオサイエンスは、単一細胞解析のスケーラビリティとアクセス性を強化する技術革新を推進しており、今回もその一環として、大規模な機能ゲノム解析の実現に向けた基盤を整えている。 両社は、今後、このプラットフォームの検証と実用化を進めていく。この取り組みは、次世代の個別化医療と創薬の基盤を築く重要な一歩と位置づけられている。
