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Salesforce、エージェントAIプラットフォーム「Agentforce 360」を発表—Slack連携強化で企業向けAI競争に弾み

セールスフォースが、企業向けAI市場の激化を背景に「Agentforce 360」を発表した。同社は10月14日に開幕する年次カンファレンス「Dreamforce」を前に、AIエージェントプラットフォームの最新版を発表。この新バージョンでは、テキストによるAIエージェントの指示方法の強化、エージェントの構築・デプロイを統合した新ツール「Agentforce Builder」、Slackとの連携強化が特徴となる。 特に注目されるのは、2024年11月にベータ版を提供する「Agent Script」。このツールは、条件分岐(if/then)に対応できる柔軟なAIエージェントの構築を可能にし、顧客対応など不確実な状況でもより予測可能な振る舞いを実現する。また、反復的思考を実行する「推論型モデル(reasoning models)」を活用。AnthropicのClaude、OpenAIのGPT、Google Geminiがこの分野を牽引している。 「Agentforce Builder」は、AIエージェントの開発・テスト・配信を一括で行える統合環境。同日発表された「Agentforce Vibes」は、企業向けに最適化された「Vibeコーディング」ツールとして、開発者の生産性向上を狙う。 Slackとの統合も大幅に進展。Agentforceの主要アプリ(営業、IT、人事など)が2024年10月よりSlack内に直接表示され、2026年までに拡大予定。Slackは、ユーザーの行動を学習し、パーソナライズされた提案を行う新バージョンの「Slackbot」を試験導入。今後、Gmail、Outlook、Dropboxとの接続も2026年初頭に開始予定で、Slackを企業の統合検索基盤として位置づける構想だ。 こうした動きは、企業AI市場の競争が激化する中での戦略的対応である。GoogleはGemini Enterpriseを発表し、FigmaやKlarnaなど複数の企業を顧客に獲得。Anthropicもデロイトと50万人規模の採用契約を結び、IBMとも戦略提携を発表。一方でMITの調査では、企業AIプロジェクトの95%が本番環境に到達しないという現実がある。 セールスフォースは、Agentforceの導入企業が1万2000社に上ると主張。Lennar、Adecco、Pearsonなどが初期導入企業として名を連ねている。企業のAI投資のROI向上という課題に直面しつつも、実用性とインフラ整備の強化で、市場シェア拡大を目指す。

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