モッド開発者、DLSS 5をAMD RDNA 4へ移植
開発者danielblnc氏がリリースした非公式mod「DLSS-NR-on-AMD」により、NVIDIAのDLSS 5がAMD RDNA 4搭載GPU(RX 9000シリーズ)で動作する仕組みが確立された。本modはDirectX 12かつFSR対応タイトルを対象とし、動的ラッパーでNGX APIをインターセプトしてDLLロードをGPU側に偽装する。演算処理はHIP RTバックエンド経由でAMDの行列アクセラレーター用形式に変換され、FSRパイプラインに組み込まれる。 動作にはユーザーがゲームごとに合法的に取得したDLSS 5 DLLを手動配置する必要がある。アンチチート対応タイトルは非対象である。実測パフォーマンスでは、RX 9070 XTにおけるサイバーパンク2077の1080p解像度が調整を経て約30FPSに安定している。最終目標はRTX 5070 Ti水準との同等化だが、DLSS 5がテンソルコアのFP8演算を前提とするため、AMD GPUでの処理には大きなオーバーヘッドが発生し、最適化は進行中である。RX 7000シリーズでも試行されているが、FP8非対応のため実用的な性能は得られていない段階だ。 NVIDIAは公式にDLSS 5をRTX 40シリーズへ展開する計画を持っており、ネイティブ最適化は間接的に本modの環境向上にも貢献すると想定される。アーキテクチャ差をmodding技術で補完し、クロスプラットフォームで高度な画像生成を実現した今回の取り組みは、ソフトウェアによるハードウェア限界突破の可能性を示すケースとして注目されている。
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