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NVIDIA、Corcaに780万ドルシード投資

ニューヨークの過酷な生鮮食品配達市場での激しい競争で両者とも破綻した二人の起業家は、今や数学ソフトウェア分野への進出を共に目指している。元ライバルだったオレグ・シェヴリャーギン氏とアントン・グラドコボロフ氏はそれぞれ「1520」と「Fridge No More」を創業したが、買収交渉の失敗により会社は倒産に追い込まれた。ニューヨークのブルックリンへ拠点を移した後、物理学の共通の研究を通じて親交を深めた彼らは、数式をデジタル共有する過程で幾度となく苦戦を強いられることとなった。短期間ではあるがテイクアウト関連事業というセカンドチャレンジを検討した後、2023年に思い切って数学ツールの開発へと転身した。シェヴリャーギン氏は、「MATLABやLaTeXといった従来のツールは著しく時代遅れであり、煩雑な組版作業のためにチームは頻繁にソフトウエアを切り替えざるを得ず、場合によっては手書きノートに戻らねばならなかった。これは過去30年以上実質的な変化のない眠れる領域だ」と指摘する。 Corca自身を「数学界におけるCursor」と位置づけている。同プラットフォームは、数式の作成、即時計算、AI支援、複数ユーザーによるリアルタイム協業機能を統合したワークスペースを提供し、AIやクオンツ金融などハードコアな技術領域専用に設計されている。現在、製品は1万人以上のユーザーを獲得しており、チーム規模も12人に拡大している。今回調達した780万米ドルの資金は、製品の反復改良およびエンジニアリングチームの拡張に充てられ、中核機能は無償で利用可能とし、高度なAIおよび計算モジュールは今年中にリリース予定である。投資家にはNVIDIA Ventures、NEA、Bloomberg Beta、Daft Capitalが含まれている。グラドコボロフ氏は、下流アプリケーションが大規模言語モデルであれロボットであれ科学計算であれ、基礎となるモデリングニーズは常に存在すると強調し、Corcaのビジョンはこの分野における汎用インフラストラクチャとなることであると述べている。

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