AIが主役のスーパーボウル広告、SvedkaからAnthropicまで techマニア必見のAI活用の潮流
2026年のスーパーボウル広告は、AIの活用が一層進み、技術の進化を象徴する舞台となった。AIは単なるプロモーションツールにとどまらず、広告自体の制作やブランドメッセージの核として登場。Svedkaボトルは、AIで主に制作された初の全国向けスーパーボウル広告「Shake Your Bots Off」を発表。ロボットキャラクター「Fembot」とその仲間「Brobott」が人間のパーティーでダンスする様子を描き、4か月かけてAIで表情と動きを再現。Sazerac社はストーリー構成など一部を人間が手がけたと明かしている。AI制作会社Silversideが協力したが、技術への懸念も広がり、クリエイティブ職の将来を巡る議論を呼んだ。 Anthropicは、自社のチャットボット「Claude」をアピールする一方で、OpenAIがChatGPTに広告を導入する計画を皮肉った。広告のキャッチコピー「広告はAIに来る。でも、Claudeには来ない」は、AIの商業化に対する消費者の懸念を巧妙に取り入れ、S. Altman氏もSNSで「虚偽だ」と反論するなど、オンラインでの論争を生んだ。 Metaは、オーケリー提携のAIグラスを紹介。スカイダイビングやマウンテンバイクなど過酷な状況でも記録可能な機能を、IShowSpeedやスパイク・リーらが体験。前年のRay-Ban Metaグラス広告に続き、ウェアラブルAIの実用性を強調した。 Amazonは、クリス・ヘムズワース主演で「AIが自分を狙っている」というユーモアを交えたサティリカルな広告。Alexa+がガレージドアを頭に閉めるなど、AIの誤作動を誇張して描き、実際の新機能である「Alexa+」の進化を紹介。同日、米国全ユーザーに正式リリースされた。 その他、RingはAIとコミュニティ連携で迷子のペットを捜索する「Search Party」機能を紹介。Hims & Hersは医療格差に着目し、ビーチスやジョンソン氏の高価な健康投資をユーモアで風刺。AIによる「MedMatch」ツールで個別化医療を推進。Wixは「Wix Harmony」をAIチャットでサイト作成を可能にし、Squarespaceもエマ・ストーン主演で映画的な演出を披露。 AIはスーパーボウルの舞台で、技術の進化と社会への影響を同時に映し出した。
