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NVIDIA、CES 2026で新GPU発表せず AI需要の過熱が供給逼迫を招く

NVIDIAがCES 2026のキーノートで新GPUの発表を一切行わないことが正式に発表され、5年間の伝統が途切れることになった。同社はX(旧Twitter)で「新GPUの発表はなく、本年はハードウェアの新製品発表は行わない」と明言。PC構成に期待を寄せていたユーザーらの間で、冷や水が注がれた。 この発表は、2019年から2023年まで毎年CESで新GPUを発表してきたNVIDIAの歴史に一区切りをつけるもの。前回のRTX 40 Superシリーズ発表は2024年、Ada Lovelaceアーキテクチャから1年後だったが、今年はその流れが断たれた。その背景には、DRAMの供給不足が深刻化していること。NVIDIAの最新Blackwell GPUにはGDDR7メモリが搭載されるが、この高精度メモリは生産が難しく、量産に時間がかかる。また、メモリ製造を手がける世界3社(マイクロン、SK Hynix、サムスン)は、AI分野の需要に応じて生産を優先しており、PC用の供給は圧迫されている。 さらに、AI向けの巨大な計算リソース需要が、PC用のGPU市場に圧力を与えている。OpenAIをはじめとするAI企業の「AGI」開発に向けた投資は、既に供給能力をはるかに超えている。政府の干渉が期待されるが、AIは地政学的競争の要であり、米国は中国との差を保つため、AI基盤の優位性を維持する方針を取っている。したがって、PC用のメモリやGPUの供給を優先する政策は現実的ではない。 この状況は2014年のRAM危機や過去のGPU不足と類似しており、AIブームの収束を待つしか道はない。現時点ではNVIDIAのGPU価格は上昇していないが、今後、需要の高まりとともに「実質的な転売」が再発する可能性がある。一部の業界関係者、たとえばSapphireのPRマネージャーは、この危機も乗り越えられると楽観視している。しかし、供給の回復は、AIの需要が落ち着くまで待つ必要がある。

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