アドテームとグーグルクラウド、医療従事者向けAI資格プログラムを2026年開講へ
アドテール・グローバル・エデュケーション(ATGE)とグーグルクラウドは、医療従事者向けに新たなAI資格プログラムを2026年に共同で開始すると発表した。この戦略的提携は、医療現場でのAI導入が急務となっている中、医学生や臨床現場の医療従事者がAIを安全かつ効果的に活用できるよう、実践的な教育を提供することを目的としている。アドテールは米国最大の医療教育機関として、チャマーレン大学、ウォルデン大学、アメリカン・ユニバーシティ・オブ・カリブ海医学部、ロス大学医学部、ロス大学獣医学部など、合計9万1000人以上の学生を擁する教育ネットワークを通じて、このプログラムを展開する。 医療現場では、AI技術への投資は進んでいるものの、実際の現場では医師の3割、看護師の36%がAIの活用方法について知識が不足しており、技術投資の効果を十分に発揮できていない状況が続いている。こうした「AIリテラシーのギャップ」を埋めるため、アドテールはグーグルクラウドの先進AI技術、特にGeminiやVertex AIを活用した教育カリキュラムを開発。学生は、臨床現場で実際に使われるAIツールへの実践的体験を通じて、診断支援、業務効率化、患者安全、倫理的配慮といった分野の知識を習得する。 アドテールのデジタル責任者マイケル・ベッツ氏は、「このプログラムにより、学生たちはAIを活用してより良い医療を提供できる自信を持ち、患者との関わりに時間を割けるようになる」と強調。また、グーグルクラウド公共部門のブレント・ミッチェル氏は、「医療従事者がAIを正しく使えば、技術投資の真の価値が発揮される。専門知識を持つ人材を育てることで、患者ケアの質を高められる」と語った。 この資格プログラムは、在職中の医療従事者も柔軟な学習スケジュールで受講可能。アドテールの教育戦略として、医療人材の質的・量的不足に対応し、AI時代の医療現場を支える人材育成を推進する重要な一歩となる。
