アルファベット、利益予想上回るも株価下落 AI投資拡大が市場に与える影響とは
グーグルの親会社アルファベットの株価が決算発表後に事前取引で下落した。決算は予想を上回ったものの、市場の反応は冷えている。主な要因は、2026年までに資本支出(CAPEX)を100%増加させるという大幅な投資計画にあり、特にインフラ、DeepMind、Waymoの開発コストが利益に圧力をかけていると分析されている。 バークレイズのアナリストは、クラウド事業の成長が「あらゆる指標で驚異的」だと指摘。収益、受注残、API利用数、Geminiの企業採用進展など、複数のデータがAI戦略の正当性を裏付けていると強調。DeepMindのモデル開発の進展と合わせ、今後の投資増加は正当化されるとしている。また、「検索の加速」と「AIの進展」が両輪で動いている点が、アルファベットの最大の成長要因だと結論づけた。 一方、デュッセルドルフ銀行のアナリストは、アルファベットの巨額なCAPEX計画が「世界を驚かせた」と評価。ただし、テクノロジー業界全体が変動の渦中にある中で、この戦略が長期的に成功するかは不透明だと指摘。「良いのか悪いのか、まだ判断がつかない」と述べ、市場の見方が分かれている状況を反映している。 このように、アルファベットはAIへの大規模投資を推進しつつ、短期的な利益圧力と市場の懸念に直面している。今後の成果と、投資のリターンが注目される。
