NVIDIAとCrowdStrike、エージェント型AI防御システム発表
ニューラリティとクラウドストライクはラスベガスで開催されたセキュリティカンファレンス「Fal.Con 2026」にて、AI駆動型サイバー防御システム「SafeMind」を発表した。両社の最高経営責任者による共同発表は、サイバー攻防の自動化時代における新たな転換点として位置づけられる。 SafeMindはNVIDIA Nemotronオープンモデルを基盤とし、クラウドストライクの脅威データでポストトレーニングされたうえ、独自のエージェント型ハーネスと連携する。大規模言語モデルの知能に専用ハーネスを付与することで攻撃と防御が連続的に相互作用する共進化ループを構築し、顧客環境のセキュリティを絶えず強化する。昨年のAI搭載攻撃は89%増加し、電子犯罪の侵入時間は27秒に短縮されているため、人間対応では遅すぎる現状に対して自動化防御が不可欠との見解が示された。 SafeMindはFalconプラットフォームにネイティブ統合され、防御側が環境に応じたモデルとハーネスを選択できる柔軟性を備える。NVIDIAの加速コンピューティングプラットフォームと連携したフルスタック連携により、実環境での大規模運用を可能にする。実証ではNVIDIAネットワークのデジタルツイン上で赤チームと青チームの模擬攻防を実施。攻撃経路の特定から検出の検証、悪性検知への上昇までを自動ループで回すことで防御精度の向上を検証した。 発表に合わせ、50以上のエージェントが連携して業務を自動化する「Falcon IQ」と、ユーザーが独自のエージェント群を構築可能な「Charlotte AI AgentWorks」も公開された。両社は専門コミュニティと独自のデータ、オープンモデルの柔軟性を組み合わせることで防御側に非対称な優位性が生まれると強調。今回の統合はエッジからエンタープライズまで適用可能な次世代サイバー防御の標準基盤となる。