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PayPalとOpenAIが提携、来年からChatGPT内でPayPalで支払い可能に

2026年から、PayPalはOpenAIの「Instant Checkout」機能と連携し、ChatGPT内での直接決済を可能にする。この取り組みの核となるのは、OpenAIが開発したオープンソース仕様「Agentic Commerce Protocol(ACP)」の採用だ。ACPにより、 merchants(販売者)は自社の商品をAIアプリ内に簡単に公開できるようになり、ユーザーはチャット形式で買い物を進めながら、AIエージェントが商品を提案・購入までサポートする仕組みが実現する。PayPalはこのプロトコルを通じて、ユーザーがChatGPT内で買い物をする際、自分のウォレットから支払いを完結できるようにする。支払いには既存のPayPal決済方法が利用可能で、配送先や連絡先情報も自動で反映される。また、PayPalは決済の安全性を確保するため、買主・売主保護や紛争解決機能も提供する。 この連携は、2023年9月にOpenAIが導入した「Instant Checkout」機能の拡張として位置づけられる。当初はEtsyやShopifyでのみ利用可能だったが、その後Walmartにも展開され、利用範囲は急速に広がっている。2026年には、PayPalを利用している merchants が、アパレル、ファッション、ビューティ、ホームインテリア、家電など、特定カテゴリの商品をChatGPT上で発見・購入できるようになる。特に、 merchants は自社のシステムを改修する必要がなく、PayPalがバックエンドで決済ルーティングを処理するため、導入コストや技術的ハードルが低い。 さらにPayPalは「エージェントコマーススイート」を発表。これにより、 merchants は複数のAIアプリに自社カタログを展開し、AIプラットフォーム間で支払いを受け取れるほか、消費者の行動データを分析するインサイトも得られる。これは、AI時代のEC戦略として、PayPalが自社のインフラをAIエコシステムに統合する戦略の一環である。2023年5月にはPerplexityと提携し、AI検索ツール内での決済を可能にし、9月にはGoogleの「Agent Payments Protocol」にも対応。AIと決済の融合を推進する姿勢が一貫している。 PayPalのアレックス・クリスCEOは「毎週数億人がChatGPTで日常の課題を解決しており、4億人以上がPayPalで買い物をしている。両社の協力により、『チャットからチェックアウト』までの流れを数タップで実現できる」と強調。また、同社はエンジニアリングチームにChatGPTの企業版を全社員に提供し、OpenAIのコード生成ツール「Codex」の活用を推進している。AIと決済の融合は、ユーザー体験の革新だけでなく、OpenAIの新ブラウザ「Atlas」や、ジョニー・アイヴ氏と共同開発中のAIハードウェアデバイスとの連携にもつながる可能性がある。この動きは、AIが単なる情報提供から「実際の購買行動」を担うエージェントへと進化する、重要な転換点と見られている。

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