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Anthropic、IPO申請でAI創薬を加速

アンスロピックは、近く実施を予定する株式公開を前に提出した上場申請書類で、人工知能による創薬や生命科学研究への注力を前面に打ち出した。同社はソフトウェア開発向け製品で採用を伸ばしてきたが、今後は人間の健康と医療に関わる研究を成長戦略の柱に据える。薬品業界は巨額の研究開発費を使うため、同社にとって高額な最先端モデルの需要を取り込める有望な市場になる。 書類では、人工知能が科学革新を加速し、主要疾患の治療を現実のものにするとの構想が語られる。大手薬品会社の上位十社中九社と大手医療会社の上位十社中八社が、直近一年間に同社へ十万ドル以上を支払ったとされる。製薬会社リリーでは五万人の従業員が法人向けクロードを利用でき、八五パーセント超が実際に使っているという。競合企業も生命科学向け製品を展開し、研究顧客の獲得競争は激しくなりそうだ。 今年四月には大手製薬会社ノバルティスの最高経営責任者バズ・ナラシムハン氏を取締役として迎え入れた。ダリオ・アモディ最高経営責任者は、人工知能が感染症を防ぎ、がん克服や寿命延伸へ貢献できる可能性を強調してきた。開発組織も、従来のプログラム開発から病気の理解や治療への応用へ力点を移す。ただ、人工知能設計の医薬品は規制当局の承認を得ておらず、世間の期待は社内の自信より慎重だ。

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