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設計タンパク質、近赤外・SWIR深部イメージングを可能に

ドレスデンの国立腫瘍疾病研究センター(NCT/UCC)と国際共同研究チームは、近赤外線(NIR)および短波長赤外線(SWIR)帯で蛍光を発する新規設計タンパク質の開発に世界で初めて成功した。この成果は、2024年ノーベル化学賞受賞のデイヴィッド・ベーカー氏らも関わる国際連携により実現し、米国化学会誌(JACS)に2026年版として掲載された。 本研究を率いるOliver Bruns氏とBernardo Arús氏らは、コンピュータ設計技術と専用蛍光色素の組み合わせにより、自然には存在しない新規タンパク質構造を創出。得られたタンパク質は遠赤色からSWIR帯にかけて強い蛍光を示し、細胞培養および動物実験において高い感度で生体構造の可視化を可能にした。SWIR帯の光は生体組織への浸透性が高く、可視光に比べて背景ノイズが少なく、深部イメージングに優れている。 Bruns氏は、本技術と専用色素、高性能カメラを統合することで、手術中の腫瘍周辺やリンパ節にある単一癌細胞のリアルタイム検出を可能にする医療イメージングの実用化を目指している。この開発はde novoタンパク質設計分野における重大なブレークスルーであり、AIを活用した設計手法が新たな生物学的機能を創り出す潜在力を示すものでもある。今後、疾患メカニズムの解明や治療効果の評価、深部腫瘍の術中診断支援への応用が期待される。

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