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OpenAI社内でのGPU割り当てが「苦悩」に――ブロクマン氏が明かすリソース競争の実態

OpenAIのプレジデント、グレッグ・ブロクマン氏は、社内におけるGPUの割り当てを「痛みと苦しみ」と表現した。同氏は「マシュー・バーマン」ポッドキャストで、限られた計算資源をどう分配するかという決定が、感情的で疲弊感を伴うと語った。GPUはAI開発の基盤であり、研究チームと実用化チームの間で優先順位をつける必要がある。研究部門の割り当ては、同社の首席科学者や研究責任者が決定。一方、研究と実用の全体的なバランスは、CEOのサム・オルトマン氏とアプリケーション部門のフィジ・シモ氏が判断する。 実務レベルでは、キーブ・パーク氏をはじめとする小さなチームが、プロジェクトの進捗に応じてGPUの再配分を管理している。ブロクマン氏によれば、急な新プロジェクトの発生に際し、「このプロジェクトにさらに何台のGPUが必要か」と要請が来るが、その対応には「すでに終焉に向かっている5つのプロジェクトからリソースを引き上げる」必要があるという。この内部の調整は、OpenAIが長期間にわたり警鐘を鳴らしてきた「計算資源の希少性」を反映している。 ブロクマン氏は、GPUの割り当てがチームの生産性に直結し、メンバーの「熱意や感情」が非常に高いため、その争いは軽視できないと強調した。同社の最高製品責任者ケビン・ウィル氏も、GPUが増えるたびにすぐに使われると指摘。「GPUが増えるほど、AIの利用が広がる」と語り、ビデオの爆発的普及がネットワーク帯域の拡充によるものと同様に、計算力の拡大がAIの進化を支えていると説明した。 オルトマン氏は、新規の高計算量のサービスを展開する計画を明らかにし、一部機能はPro会員限定や追加料金制となる可能性を示唆。これは、現行のモデルコストで計算資源を限界まで活用し、AIの可能性を探る「実験」と位置づけられている。他社も同様にGPUへの投資を強化しており、メタのマーク・ザッカーバーグ氏は「研究者1人あたりの計算力」を競争優位とする戦略を明言。GPUと専用インフラへの多額の支出を進めている。

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