パラダイム、技術最先端投資向け12億ドル調達
暗号資産専門VCのパラダイムは水曜、第3期ファンドとして12億ドルの調達を発表した。創設者のマット・フワン氏とマネージングパートナーのアラーナ・パルメド氏によると、同ファンドは「技術の最前線」への投資を目的としており、投資領域を暗号資産からAIやロボット工学へ大幅に拡大させる。2018年にフワン氏とコインベース創設者のフレッド・アーズァム氏によって設立された同社は、昨年初頭にSECへ15億ドルの調達を申請していたが、最終規模は約12億ドルに調整された。パルメド氏は技術動向の急速な変化を重視し、無視できないハードテック分野へ注力する方針を示した。 同社は暗号資産分野の投資を完全に終了するわけではない。ブロックチェーンインフラやエージェントツール、セキュリティ研究など、金融システムの変革を加速させる基盤開発への支援は継続する。既に同ファンドでは、ドローン配送のZiplineや宇宙開発のTrue Anomalyへの出資が実施されている。本調達は暗号資産市場の停滞と並行してAI・ハードテックへの資本流入が加速するグローバル潮流を反映したものである。パラダイムは従来の分析力を活かしつつ、技術革新の最前線で次世代産業の構築を推進していく方針だ。
