AI データセンターのスタートアップ企業 Fluidstack が 10億ドルを調達、評価額は 180億ドルに達する
AI 専用データセンターを構築するスタートアップ Fluidstack は、直近で 75 億ドルだった評価額を半年で倍以上に引き上げる 180 億ドルの規模で、10 億ドル規模の追加資金調達を検討している。 Bloomberg によると、このラウンドはジェーンストリートが主導する可能性がある。昨年 12 月に 75 億ドルの評価額で約 7 億ドルの調達を進めていたが、正式にクローズされず、その後も Google などとの交渉が続けていた経緯がある。この資金調達ラウンドは、Situational Awareness という AGI 特化ファンドがリードしたが、このファンドは前 OpenAI 研究者のレオポルド・アッシェンブレナー氏が設立し、Stripe 創業者や元 GitHub CEO なども出資している。Fluidstack への期待が高まった最大の理由は、昨年 11 月に AI 大手 Anthropic との 500 億ドル規模の包括的契約を結んだことだ。この契約では、同社がテキサス州とニューヨーク州に Anthropic のために特化したデータセンターを建設する。AWS などの大手クラウドプロバイダーが汎用的なサービスを提供するのに対し、Fluidstack のインフラは AI 専用の計算リソースに最適化されている。この契約は、Anthropic の成長速度に対応し、自社のクラウドインフラへの制御権を高めるための重要な一歩となった。契約の重要性を鑑み、Fluidstack は本拠地を英国からニューヨークへ移転し、フランスの 100 億ユーロ規模の AI プロジェクトからの撤退も決定した。Anthropic の他にも、Meta や Poolside 社、Black Forest Labs などを顧客に持つ。Fluidstack は以前から Mistral 社のインフラ提供で知られていたが、Anthropic との契約により米国での認知度が劇的に向上した。Fluidstack はコメント要請に対し応答しなかった。
