OpenAIとAnthropic、国連でAI協力を要請
オープンAIのサム・アルトマンCEOとアンストロピックのダリオ・アモデイCEOは、国連安全保障理事会にて人工知能(AI)の潜在リスクに対処するための国際協調体制構築を呼びかけた。両氏は、歴史的に敵対する国々でさえ新技術面前では共通の利益のために協力してきたと指摘し、AI分野でも同様の連携が不可欠だと強調した。アモデイCEOが先月に開発ペースの抑制案を発表した直後、アルトマンCEOは公の場で支持を示し、競合他社ながら安全性と技術進歩の均衡を重視する共通認識を固めた。この動きは、業界内部から懸念される大規模災害リスクへの対応を背景としているが、両社が大型IPOを控えている現状において、開発抑制が実際にどう運用され、事業に与える影響かは不明瞭なままとなっている。 一方、ドナルド・トランプ米国大統領は直前に開催された国連総会での演説で、AI規制推進の動きをグローバリストの陰謀と批判し、技術発展を制限しない方針を表明した。大統領はAIが産業革命を上回る規模の革新になると見込み、米国が技術進捗を支援し続ける旨を述べた。米国政府の成長優先政策とテック業界トップのリスク管理訴求には明確な隔たりがあり、規制強化派と無制限推進派の対立が国際的なAIガバナンスの行方を左右する構造が浮かび上がった。両企業の動きと米政府の姿勢は、今後の国際枠組み策定において、技術革新と安全管理のバランスをいかに調整するかが核心的課題であることを示している。
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