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インシリコ、セルヴィエとオンコロジー向けAI創薬連携で8億8800万ドル規模の協定締結

AIを活用した創薬企業、インシリコ・メディスン(Insilico Medicine)は、フランスの独立系製薬企業セルヴィエ(Servier)と、がん治療領域における新薬発見・開発に関する多額の連携プロジェクトを発表した。今回の提携は、長期間にわたる研究開発(R&D)協力であり、総額最大8億8800万米ドルに上るとされる。インシリコは自社開発のAIプラットフォーム「Pharma.AI」を活用し、難治性のがん標的に対する新規治療薬の探索と開発を主導する。セルヴィエは研究開発費用を共有し、臨床試験の実施および商業化を担当する。 この連携により、インシリコは初期および中期のR&D報酬として最大3200万米ドルを受け取る可能性がある。インシリコのアレクサンダー・ザヴォロンコフCEOは、「この提携は、我々のAI技術と研究開発力に対する高い信頼を示しており、AIが薬物開発の全プロセスに深く統合され、将来的にはAIエージェントが実験設計や意思決定を担う『薬物開発のスーパーアイ』の時代が近づいている」と強調した。 インシリコは、がん治療分野で実績を積んでおり、現在、パントエード(pan-TEAD)阻害剤「ISM6331」とMAT2A阻害剤「ISM3412」の2つの候補薬が、世界規模の多施設第1相臨床試験を進行中。さらに、他に4つのがん治療プログラムもパートナー企業にライセンスアウトされており、いずれも第1相試験が進行中である。 従来の新薬開発では初期段階に平均4.5年を要するが、インシリコは2021年から2024年にかけて20件の候補化合物を発表。その平均開発期間は12~18か月で、各プログラムで60~200種の化合物の合成・評価にとどまるなど、AIと自動化による開発効率の飛躍的向上を実現している。 インシリコは2025年12月30日、香港取引所に上場(株式コード:03696.HK)しており、AIと自動化技術を活用した創薬のグローバルリーダーとして、線維化、免疫疾患、疼痛、肥満・代謝疾患など多様な領域での革新を推進している。

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