NVIDIA が第 1 四半期決算を発表、売上 816 億ドルで予想を上回る
英伟達は2026年4月期第1四半期の決算で、過去最高の売上高816億ドルを記録し、前年比で85%増、前期比で20%増を達成しました。売上高の急伸は、AIファクトリーの構築加速と、生成AIや自律型AI(エージェントAI)向けデータセンター需要の高まりによるものです。粗利益率は74.9%、一株当たり純利益(非GAAP基準)は1.87ドルとなりました。ジェンソン・ファンCEOは、自律型AIの台頭と大規模なインフラ拡張が進行中であるとし、同社があらゆるクラウドや産業で中心的存在となっていることを強調しました。 株主還元については、四半期に約200億ドルを株主還元として実施し、配当を1株当たり0.01ドルから0.25ドルへ大幅に引き上げると発表しました。さらに、2026年5月18日、取締役会は期限なしで800億ドル追加の自社株買いを承認しています。 事業別では、データセンター部門の売上が前年比92%増の752億ドルと大幅に伸びました。この好業績を背景に、自律型AI向けに特別設計されたプロセッサ「NVIDIA Vera Rubin」や、AIファクトリー向けのストレージインフラ「BlueField-4 STX」の新プラットフォームを発表しました。また、生成AIと推論を7倍加速するオープンソースソフトウェア「NVIDIA Dynamo 1.0」の生産を開始し、グーグルクラウドとの提携などエcosystemの拡大を加速させています。 エッジコンピューティング部門では売上64億ドル(前年比29%増)を記録し、ゲームや自動運転、産業用ロボティクス向け技術が牽引しました。特に、次世代の3D描画技術「DLSS 5」の事前発表や、現代自動車や起亜など自動車メーカーとの提携拡大、そしてT-Mobileやノキアとの6Gネットワーク構築に向けた連携が注目されています。 今後について、英伟達は第2四半期の見通しを発表し、2026年度通年の税率は16%から18%の範囲になると予測しています。同社は、データセンターとエッジコンピューティングの2つの主要プラットフォーム体制へと報告枠組みを移行し、ハイパースケール企業向けと産業別データセンター向けの区分を明確化しました。今後もAI技術の進化に伴い、高性能なインフラとソフトウェアの需要提供を強化していく方針です。
