チップ startups が 1 億 3500 万ドル調達、AI 最大のボトルネックはメモリと断定
AI のデータ処理における最大のボトルネックは計算能力ではなくメモリにあるという主張で、米韓共同スタートアップの XCENA が 1 億 3500 万ドル(約 1850 億円)の Series B 資金調達に成功しました。同社は 2022 年にサムスンや SK ハニックスの元社員ら 3 名によって設立され、4 年目にして投資家の支持を集めています。現在の AI システムでは、データがメモリから CPU を経由し、GPU で処理された後、再びメモリに戻るという非効率なループを繰り返しています。XCENA はこの構造的問題を解決するため、高性能 DRAM の近くに計算機能を実装した独自チップ「MX1」を開発しています。 MX1 は CPU と CXL 接続を通じてデータ処理を行い、メモリモジュール内部で前処理やコンテキスト管理などを完結させることで、サーバー間の不必要なデータ移動を削減します。同社によると、従来のアーキテクチャでは 10 台のサーバーが必要だった作業が、MX1 なら単一のサーバーで処理可能になる可能性があります。CEO の Jin キム氏は、計算能力は向上する一方、メモリ技術は進歩が鈍化していると指摘し、AI インフラはメモリ中心の設計へ移行すべきであると主張しています。 同社の競合である Marvell や Astera Labs との違いは、RISC-V 基盤を採用した数千個の専用コアを持ち、メモリアーキテクチャ自体を自社設計している点にあります。MX1 は現在、試作段階にあり、量産モデルはサムスンのファブラインで 2026 年末の製造開始を目指しています。売上創出は 2027 年を予定しており、目標顧客は AI インフラに巨額の投資を行う大手クラウド事業者です。今回の調達資金は、ソウルを拠点とする投資会社や既存投資家が参加し、同社が AI 業界のインフラ改革をリードする意図を明確にしています。
