元Sora開発者、新チームで人工超知能(ASI)に挑戦へ
Soraの開発を牽引した米国出身のAIエンジニア、ウィル・デプー氏が、人工スーパーアルゴリズム(ASI)の実現を目指す新チームを結成すると発表した。デプー氏は、OpenAIのテキストから動画を生成するモデル「Sora」の核心メンバーとして知られ、2023年7月に同社に初登録。その後一時離脱したが、2024年現在、再び同社に復帰し、同僚のトレイ・ルーマン氏とエリック・ルーマン氏と共に、極めてリスクの高い挑戦を開始したとX(旧Twitter)上で明らかにした。 デプー氏によると、新チームは「非常に高いリスクだが、人工スーパーアルゴリズム(ASI)への道を開く可能性のある、小さなが重要なチャンス」を狙っているという。チーム構成は限定的だが、未踏の領域で進展を図りたいと考える優れた研究者やエンジニアを歓迎していると述べている。現時点でOpenAIはチームの詳細を公表していない。同社はビジネスインサイダーの取材に対し、コメントを控えている。 デプー氏は2003年生まれで、ミシガン大学でコンピュータサイエンスを学び、現在は「休学中」と自身のウェブサイトに記している。彼のLinkedIn経歴によると、ChatGPTモデルの訓練やSoraの開発を担当。個人プロジェクトとしては、ブラウザ上で動作するGPT実装、Figma内に構築されたチューリング完全なコンピュータ、および「アレクサンディアインデックス」と呼ばれる埋め込みデータセットの構築にも取り組んでいる。 トレイ・ルーマン氏とエリック・ルーマン氏もSora開発の中心メンバーであり、機械学習分野で複数の論文を発表しているとされる。 OpenAIは人工一般知能(AGI)の実現を長期的なミッションとして掲げており、CEOのサム・アルバート氏は2024年1月のブログ記事で、AGIを超える「スーパーアルゴリズム」への取り組みも既に開始されていると明言。彼は、「スーパーアルゴリズムは科学の進歩や革新を人類が独自に達成できる範囲を大きく超えて加速させ、豊かさと繁栄を飛躍的に高める可能性がある」と述べている。 デプー氏の新チームは、AIの限界を一歩踏み越える挑戦の象徴として注目を集めている。
