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AIがX線で関節リウマチの進行を予測する「未来画像」を生成

サリー大学の研究者らが開発した新しいAIシステムが、膝のX線画像から1年後の状態を予測する「時間旅行」のような機能を実現した。この画期的な技術は、関節リウマチの進行を可視化し、世界5億人以上が抱える変形性関節症の管理に革命をもたらす可能性を秘めている。 同研究は2025年国際医療画像計算・支援手術会議(MICCAI 2025)で発表され、約5,000人の患者から収集された約5万枚の膝X線画像を用いて学習したAIモデルの成果を示した。このAIは、リアルな「未来のX線画像」と個別化された進行リスクスコアを同時に生成。医師と患者が現在の状態と将来の変化を視覚的に比較できるため、治療の重要性を明確に理解できる。 研究のリーダーであるサリー大学CVSSP・人間中心AI研究所のデイビッド・バトラー氏は、「従来のAIは数値だけを提示するが、われわれのシステムは未来の膝の状態を実際に可視化する。現状と1年後の画像を並べて見ることで、患者の治療継続や生活習慣の改善に対するモチベーションが高まる」と強調。早期介入の促進と、医療情報の共有の質の向上が期待される。 このシステムの核となるのは、拡散モデル(diffusion model)を活用した生成AI。膝関節の16か所の重要な部位を特定し、変化が予測される領域を明示。これにより、AIの予測根拠が透明化され、臨床現場での信頼性が向上する。 サリー大学のAI・機械学習教授グスタボ・カネイロ氏は、「従来のAIは遅く、不透明で数値のみだったが、今回のアプローチは迅速かつ視覚的に変化を提示する点で飛躍的進歩」と評価。この技術は、喫煙による肺損傷や心疾患の進行予測にも応用可能とされ、今後は病院での実用化に向けて共同研究を進めている。

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