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2025年サンアントニオ乳がんシンポジウムでフラットアイロン・ヘルスが実世界データを活用した乳がん研究を多数発表

米国ニューヨーク発——医療テック企業Flatiron Healthは、2025年12月9日から12日までテキサス州サンアントニオで開催される「サンアントニオ乳癌シンポジウム(SABCS)」に参加すると発表した。同社は、リアルワールドデータと研究能力を活かし、シンポジウムで合計7件の研究発表を実施する。うち3件はスポットプレゼンテーション、4件はポスター発表として取り上げられ、すべてが乳癌に関する実臨床データに基づくものである。 Flatironの研究部門を統括するエミリー・キャステラノス医師(MD, MPH)は、「乳癌は世界中の女性に最も多く見られるがんであり、治療の有効性やバイオマーカーに基づくアプローチ、臨床結果、実際の治療アクセスに関する重要な問いが常に浮かぶ」と述べ、データインフラ、分析技術、臨床専門知識が統合されることで、乳癌治療と予後のあらゆる側面について答えられるようになると強調した。 主な研究テーマには、実臨床マルチオミクスデータを用いたCDK4/6阻害薬耐性の個人差解析(特に肥満との関連)、三重陰性乳癌における人種・民族による治療アクセスの格差、GLP-1製剤の使用と癌のバイオマーカーとの関連、およびHR+/HER2−転移性乳癌における治療パターンと生存期間のリアルワールドデータ分析が含まれる。特に、肥満を持つ患者におけるパルボシクリブ+アロマターゼ阻害薬の長期生存データや、ESR1変異陽性転移性乳癌患者の治療実態に関する研究が注目されている。 これらの研究は、Flatironが保有する「Panoramic Data」と呼ばれるリアルワールドデータベースを基盤としており、500万人以上の患者データを網羅し、遺伝子情報や長期的な治療経過を統合的に分析できる。このデータ基盤は、バイオファーマ企業の研究開発ニーズに柔軟に対応しており、固体腫瘍および血液悪性腫瘍の幅広い領域で活用されている。 Flatiron Healthはロシュグループ傘下の独立法人として、AIと機械学習を活用した臨床研究支援や、患者中心の治療改善を目指したデータプラットフォームの構築を進めている。今回の発表は、リアルワールドデータががん研究と治療の質向上にどのように貢献できるかを実証する重要な一歩となっている。

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