Google、Gemini 3 Pro搭載の「エージェント最優先」開発ツール「Antigravity」を公開プレビュー
グーグルが新開発したAI開発ツール「Antigravity」を発表した。このツールは、Gemini 3 Proを核に、複数の外部モデルも活用できる「エージェントファースト」型の開発環境として設計されており、現在の公開プレビュー版で利用可能。Windows、macOS、Linuxに対応し、無料で利用可能。Gemini 3 Proのリクエスト制限は5時間ごとにリセットされ、高頻度利用者でも制限に達するケースは極めて少ないという。 Antigravityの最大の特徴は、AIエージェントが複数同時に動作し、エディタ、ターミナル、ブラウザに直接アクセスできる点。開発者はエージェントの作業をリアルタイムで監視・制御でき、複数のタスクを並列で進めることが可能。Googleはこれを「複数のワークスペースで複数のエージェントを同時に起動・調整・監視するミッションコントロール」と表現している。 また、エージェントが作業を完了するたびに生成される「アーティファクト」が注目されている。これはタスクリスト、計画、スクリーンショット、ブラウザ操作記録などを含み、AIの成果を検証しやすくするための仕組み。Googleは、アーティファクトはモデルの内部アクションログよりもユーザーにとって検証しやすいと説明している。 使い勝手の面では、従来のIDEに近い「エディタビュー」と、複数エージェントを一括管理できる「マネージャービュー」の2種類の表示モードを提供。マネージャービューでは、各エージェントがより自律的に作業を進められる。 さらに、特定のアーティファクトにコメントを残すことで、エージェントがそのフィードバックを反映しながら作業を継続できる仕組みも導入。また、過去の作業から学習し、特定のコードスニペットやタスク手順を記憶・再利用する能力も備える。 Antigravityは、Gemini 3 Proに加え、Claude Sonnet 4.5やOpenAIのGPT-OSSもサポート。AI開発の未来を「エージェント主導」に据えるグーグルの戦略の一端を示している。
