AI搭載バイオセンサー、呼気検査で肺がんを非侵襲的に検出へ
テキサス大学ダラス校の研究チームが、生体センサー技術と人工知能(AI)を組み合わせ、呼気を用いた肺がん検出の可能性を示す新たな技術を開発した。この技術は、肺がん患者の呼気中に存在する微小な揮発性有機化合物(VOCs)のパターンを高感度で検出するもので、従来の画像診断や組織検査に比べて非侵襲的かつ迅速なスクリーニングが可能になる。AIは、大量の呼気データからがん特有のバイオマーカーを識別し、誤検出を最小限に抑える学習を実施。初期の実験では、肺がんの検出精度が90%を超える結果を達成しており、臨床応用への期待が高まっている。研究チームは今後、大規模な臨床試験を進め、実用化に向けた検証を加速する予定だ。この技術が実現すれば、早期発見による治療成績の向上が見込まれ、がんのスクリーニングのあり方を根本から変える可能性を秘めている。
