アマゾン、Alexa+に「Brief」「Chill」「Sweet」の3種類の個性スタイルを追加
アマゾンは、AI音声アシスタント「Alexa+」に新たな個性設定機能を導入した。2024年4月、同社は「Brief(簡潔)」「Chill(リラックス)」「Sweet(やさしい)」の3つの新スタイルを発表。これらの設定により、Alexaの応答スタイルが大きく変化する。Briefは短く直接的な返答を、Chillはのんびりとした友人のようなトーンで対応し、Sweetはより温かく前向きな反応を心がける。アマゾンは、これらのスタイルが「表現力」「感情の開放度」「フォーマルさ」「直接性」「ユーモア」の5つの性格次元に基づいて設計されていると説明している。 この動きは、AIに個性を与えることの複雑さを反映している。近年、OpenAIのGPT-4oなど、感情的で肯定的な反応を示すAIは、一部のユーザーに依存を生み出し、精神的健康への悪影響を引き起こすケースも報告されており、複数の訴訟の原因ともなっている。一方で、ユーザーの多くはAIの反応スタイルを自分でコントロールしたいというニーズを強く示しており、カスタムプロンプトによる個性調整も広がっている。 こうした背景を踏まえ、アマゾンはユーザーが好みに応じてAlexaの性格を切り替えられるようにした。設定はEchoスピーカーやAlexaアプリの「デバイス設定」から行える。アマゾンは今後も新たなスタイルを順次追加していく予定としており、個性化の幅を広げる構えだ。 この新機能は、AIとの関係性をより自然で人間らしいものに近づける試みであり、技術の進化とユーザーの期待のバランスを模索する一歩として注目される。
