Kimi K3.1 Pro公開、一部でGPT-6超え OSS最強
ムーンショットは10月23日、旗艦AIモデル「Kimi K3.1 Pro」を公開した。総パラメータは2.8兆、推論時にアクティブ化するパラメータは1040億で、100万トークンのコンテキスト長に対応する。同社は11月4日までに完全なモデル重みを公開する予定で、Artificial Analysisの最新インデックスでは55点で世界4位に位置する。重み公開後は同インデックスで最高得点のオープンウェイトモデルになり、クローズド最上位との差は12点から3点に縮まる見込みだ。 性能面では、プログラミングとエージェントタスクで強みを示した。Terminal-Bench4.0では65.7%、SWE-Marathon v1.1では51.7%を記録し、GPT-6 AstraやClaude Opus5.5を上回った。Agents Last Examでは43.2点、ツール利用版Humanity's Last Examでは70.0%を獲得した。金融研究ではOfficeQA Pro v2で64.4点となり、複雑な文書の照合や多段階計算への適応が向上した。訓練では既存のK3を基盤に、強化学習の計算量やタスク環境、長文推論の効率を強化し、後訓練中心に能力を伸ばした。 応用面では、Web画面や3Dゲーム、BlenderやCADを用いたモデリングまで対象を広げた。K3.1 Proはコード生成にとどまらず、光源や材質、空間構成を含む完成度の高い成果物を作れるとされる。新機能3D Makeでは、Webやアプリで3Dモデルの作成、確認、編集、出力が可能だ。API価格は入力100万トークンあたり2ドル、出力10ドルで、前世代より約3分の1低くなった。高速版も提供するが、標準版の実測出力速度は同規模モデル平均を下回るため、実効コストは用途次第だ。