ファUTUREPROOF、テラフューズAIを買収で西海岸向け災害対応保険プラットフォームを強化
未来の災害に備えた保険を実現するインシュテック企業、FutureProof Technologiesは、野火リスク分析の専門企業Terrafuse AIを買収すると発表した。この戦略的提携により、Terrafuseの特許取得済みの野火予測技術と、FutureProofが開発するAI駆動型保険審査・価格設定プラットフォームが統合され、野火リスクの高い地域向けに次世代の保険商品を提供する体制が整った。 この買収は、2025年1月に発生したロサンゼルス周辺の巨大野火(5万7,000エーカー焼失、1万8,000棟以上の建物被害)を背景に、保険市場の緊急課題に対応するものだ。Terrafuseは2021年から野火リスクの分析を提供しており、複数の火災シーズンにわたり高い予測精度を実証している。同社の機械学習モデルは、屋根の材質や建材といった建物レベルの情報から、風向き、植生、蒸気圧欠損、燃料水分、湿度など300平方フィート単位の微細な環境要因まで50以上の変数を毎日更新し、火災発生確率と被害の可能性を高精度で推定する。 FutureProof Technologiesの共同CEO・共同創業者アリサ・バルデラマ氏は、「この提携は、当社が2024年8月のローンチ以降、10億ドル相当の保険価値を提供してきた実績を、西海岸の災害リスク地域に拡大するキーポイントだ」と強調。AIと気候科学を活用し、耐災害性の高い住宅に保険のアクセスを広げることで、地域社会の持続可能性を支えると述べた。 Terrafuse AIの共同CEO・共同創業者ヒューバー・コネル氏は、「従来の広域気象データや粗い植生マップに頼るモデルとは異なり、我々の技術は現場の微細な条件をリアルタイムで捉える。この精度が、保険の公正な価格設定と、高リスク地域の住民への保険の可及的拡大を可能にする」と語った。 両社の統合により、AIと気候科学の融合が進み、災害に強い保険の未来が加速する。FutureProofはシリコンバレーと保険業界の主要投資家、イノベーション・エンドアーヴァーズ、MS&ADベンチャーズらの支援を受け、MGA(管理一般代理店)および保険代理店として事業を展開している。
