ロシア発 humanoidロボットAIDOL、デビュー直後に転倒するも「回復中」を報告
ロシアのスタートアップ・Artificial Intelligence Dynamic Organism Lab(AIDOL)が開発した人型ロボット「AIDOL」が、モスクワでの初披露の際にステージ上で転倒する失態を演じた。同ロボットは映画『ロッキー』の主題歌「Gonna Fly Now」が流れる中、転倒し、2人のスタッフに支えられて再び立ち上がった。この映像はモスクワのニュース局「Moscow 24」が公開し、SNSで広く拡散された。 AIDOL社は、同日、テレグラムで声明を発表。ロボットの状態は「良好」で、回復に向けて全力で対応するとし、「注目は続く」と述べた。その後、同社は追加動画を公開。ロボットの鼻に包帯、頭部に包帯を巻いた姿で、「純粋な電力の点滴を受けており、カメラのレンズも清掃中。多くのカメラフラッシュに耐えられるよう、視界を整えている」と語った。 AIDOLは、ロシア初の人型ロボットと位置づけられ、AIを活用した動的安定制御と、オフラインで文脈に応じた会話対応を実現したと主張。同社は、AI人型ロボットの分野で「国際的リーダーと同等の水準」に到達していると説明。同社は、政府の支援や大手企業の出資を受けておらず、14人で数年間、自費で開発を進めてきた。 同社のCEOであるヴラジミール・ビトゥキン氏は、LinkedIn上ではドバイ在住と記載。ロシア連邦政府のITプロジェクトの指揮経験を持つ。同社は、人型ロボットの開発は「先端技術の試行錯誤の一部」と位置づけ、転倒は「開発プロセスの自然な一環」として受け止めている。 一方、テスラの「オプティマス」やフィギュアの「ヘリクス」など、世界の主要企業が人型ロボット開発に力を入れる中、AIDOLはまだ注目度の低い存在だった。しかし、今回の転倒映像が世界的に拡散され、ロボット開発の現実と課題が改めて注目された。
