中国がNvidiaに独占禁止法違反を指摘、メラノックス買収関連で調査を継続
中国の市場監督管理総局(SAMR)は、米半導体大手ナビデッジ(Nvidia)が反独占法に違反したと発表した。同機関は10月7日の声明で、ナビデッジが独占禁止法を侵害したと判断し、法に基づいてさらに調査を実施すると明らかにした。具体的な違反内容については詳細を明かさなかったが、2020年のイスラエル半導体企業メラノックス(Mellanox)買収時に行った条件付き承認の履行を疑っており、同件について2024年12月に調査を開始していた。 ナビデッジは、米中間の半導体分野における緊張関係の中心に位置している。米国は2022年から中国への高技術半導体の輸出を制限し、2024年4月には、中国向けに設計されたH20チップの輸出に新たな許可制度を導入した。これにより、ナビデッジは第1四半期の収益に最大55億ドルの損失を被ると予測していた。同社のジェンセン・ファンCEOは5月に、中国のAI市場が数年以内に500億ドル規模に達すると予測し、「中国市場から排除されれば、同社にとって非常に大きな損失になる」と語った。 その後、7月に米政府が輸出の保証を示したことを受けて、ナビデッジはH20チップの中国市場再販に向けて準備を進めている。しかし、中国当局の今回の調査発表により、中国市場への進出が再び不透明な状況に。同社はコメントを求める取材に対し、即時応答できていない。 中国の反独占調査は、米中技術競争の現状を象徴する出来事であり、ナビデッジのグローバル戦略に深刻な影響を及ぼす可能性がある。状況はまだ進行中である。
