「山岳地帯でのコーヒー農園調査:持続可能な農業システムへの道」
可持続農業システムの探求:山岳地帯での温室効果ガス測定 2月、タイ北部チェンマイ県のコーヒー畑で、急な傾斜地に立って土壌から放出される温室効果ガスをリアルタイムで測定している様子を写真に撮っている。この山岳地帯では、測定機材を2人で運び、現地でこれらのデータを取り続けることによって、気候変動の影響から地域の生産性を維持するための持続可能な農法を識別することを目指している。 農業は温室効果ガスの大きな排出源であり、タイの二酸化炭素排出量の約15%を占めている。しかし、農業の排出量だけではなく、土壌の管理方法によっては大量のカーボンを吸収できることも重要である。土壌中の有機物を増やすことはカーボンバランスの改善だけでなく、土壌構造を整え、作物の収量を増やしたり、侵食に強い土壌を作ったりするという多くの恩恵がある。 私の研究では、異なる農法におけるカーボンバランスを直接読み取る測定を行っている。今後2年間で、このコーヒー畑に2ヶ月ごとに戻り、温室効果ガスの放出量とカーボン蓄積量を測定する予定だ。有機栽培エリアと化学肥料使用エリアでデータを比較し、持続可能な農法を開発していく。 これらの研究成果は、気候変動を踏まえた持続可能な農業の実践に役立つ可能性があり、地域の生産者が環境に配慮した新しい技術を採用する際の決定支援ツールとして利用されることが期待されている。 業界関係者のコメント この研究プロジェクトには、タイ政府や国際的な農業研究機関が協力しており、持続可能な農法の開発と普及に向けた取り組みが積極的に行われている。研究チームの一人であるドクター・アリサは、「有機農法との比較を通じて、化学肥料使用の見直しが必要かどうかを科學的に検証できる」と述べている。 研究機関について この研究は、タイのカセサート大学と国際農業研究コンサルタンシーネットワークが共同で行っている。カセサート大学は、タイの最古の農業大学の一つで、環境保護と持続可能な農業に重点を置いている。
