Nvidia、2年で990億ドル株式ポートフォリオ構築
エンヴィディアは過去2年間でほぼゼロから約990億ドルの株式ポートフォリオを構築し、テクノロジー業界の主要な投資主体へと成長した。同社の最新四半期決算報告(7月26日時点)によれば、公開市場の株式・有価証券480億ドル、非上場企業株など480億ドル、持分法適用会社30億ドルを保有する。ポートフォリオ規模は1年前の約70億ドルから14倍、2年前の22億ドルから45倍に急伸し、さらに250億ドルの投資コミットメントを確定させている。 主要保有銘柄にはインテル(300億ドル)やスペースX(210億ドル)が含まれ、CoreWeaveやCoherent、Synopsys、ノキアなどに各20億〜50億ドルを出資する。CEOジェンセン・ホアン率いるエンヴィディアは、これらの投資を通じてAIインフラの構築を支援し、関連企業の収益拡大と自社需要の増加を連携させるフラインホイール戦略を展開している。財務責任者によれば、最先端AI研究所の成長は計算リソースの制約を受けるため、同社は資本供給を通じてエコシステムの成熟と競争優位性の強化を図る方針だ。 この積極的な資本展開はエンヴィディアの企業価値急成長を後押ししている。2023年初頭の15ドル未満から3年未満で15倍超となり、株価は228ドルに達した。時価総額は5兆5000億ドルに成長し、世界最大の企業となった。 一方、この投資ペースには懸念の声も上がっている。投資家マイケル・バリーやマーク・キューバンは、同社が顧客やチップ購入企業への資金供給に過度に依存しているとし、過剰な拡大や驚くべき依存体質を指摘する。エンヴィディアがAIブームの中核として果たす役割は拡大する一方、その資本戦略が長期的な事業リスクや市場バランスに与える影響が業界の注目点となっている。
